小学校で道徳を教えるのは時代錯誤。
またまた撤廃案です。
撤廃しろと言うのは簡単だけど、現実にはそうはいかないというのは理解してるつもりなんですが、それにしても時代錯誤した伝統(?)みたいなものが多いですよね。
新しいことをするのには批判的なのに、古いものを撤廃するのは嫌がる人が多いイメージです。(最近でいうと豊洲問題等)
まず道徳が何故必要ないかという点なんですが、単純に必要性がないから、時代に合った他の事(パソコンなどを重点的に)を勉強させた方が絶対有意義だよね。ってのが僕の考えです。
何故そういう考えに至ったのかというと、まず最低限の道徳心等は法律や憲法で定められていますし、法律外の善悪なんて個人で判断すべき物だと思うのです。
更に道徳のデメリットを挙げると、道徳というのは基本的に物事の善悪を教えるものであり、一つの事に対しての正義を定義してしまう事が多いのですが、これによって固定概念が生まれたり、悪とする物への差別的な考えや虐めにも繋がってしまうと思うのです。
例えば僕の小学校では「お年寄りに席を譲る子は偉い!」みたいな事を道徳で教えていたんですが
このように「席に譲るのは正義!」を定義してしまうと、多くの人は「譲らないのは悪!」と勘違いしてしまうんですよね。
でも実際には座ってる人が席を譲るのは優先座席でもない限り、自由だし、それで譲られるのが当たり前だと勘違いをした老人が、相手の事情も考えずに「最近の若者は!」みたいに怒ってるのを良くみます。
更に善悪を定義するのが何故悪いのかという理由を挙げると
争い事って基本的に個人の持っている正義がぶつかって起こりゆる事が多いんですよね。(宗教のテロなんかを見ると分かりやすいかも?)
例えば宗教勧誘なんかは、勧誘する方が一人でも多くの人を救いたいみたいな正義感で行ってる場合が多いのですが、興味ない人からしたらいい迷惑です。
だから「これが絶対的に正義です!」と定義するよりは「こういう正義もあるんだな」と理解した方が基本的に争い事は避けやすいんですよね。
そんなこんなで僕は道徳は教えない方が良いと思ってます。
(たまに日本は道徳を教えるから治安がいい!っていう人がいるけど、日本の治安のいい理由は貧困層が少ないのと、貧困層でも生活保護等の社会保障が充実してるお陰で、お金目当ての犯罪が起きづらい、というのが理由だと思います。
宗教として道徳を教えるのに治安の悪い国は山ほどあります。)